おかまち活動報告~おかまちヒーローズインタビューとは~

先日、5月から開催予定の「おかまちヒーローズインタビュー」*に向けて、私たちの研究室の指導教員である鈴木伸治先生をゲストに迎え、リハーサルを行いました!


*おかまちヒーローズインタビューとは?

横浜市富岡・能見台地域を盛り上げる公民連携まちづくりプロジェクト「みんなの富岡・能見台 丘と緑のまちづくり(通称:おかまち)」の活動の一つとして行う企画。具体的には、横浜市立大学 国際教養学部 都市学系 鈴木研究室の学生が、富岡・能見台地域のために活躍する皆さんを「おかまちヒーローズ」と称してお迎えし、公開でインタビューを行ない、その活動や思いを記事にするプロジェクトです。

今回のリハーサルでは、鈴木先生がまちづくりの分野に興味を持ったきっかけや、学生への指導で大切にされていることなど、これまでお聞きしたことがなかったお話についてもお聞きすることができ、大変貴重な機会となりました。

ほんの一部ですが、いくつかのインタビュー内容を以下にシェアいたします!


Q. 黄金町や富岡・能見台地域で鈴木研究室が地域活動を始めた時期ときっかけについて

A. 黄金町で地域活動を始めたきっかけは、横浜市立大学に着任した2006年頃、横浜の関外地区を元気にするために、「大学のサテライト施設を作り、そこを中心にまちを変えていく」というアイデアを提案したことです。そこから、地域の方に「一緒に黄金町で活動しませんか」というお誘いをいただき、今に至ります。

富岡・能見台地域では、2018年頃、金沢区・横浜市役所、京急を中心に沿線の活性化プロジェクトをはじめるという時に声をかけていただいたことがきっかけとなり、今の活動につながっています。


Q. 研究室の学生に指導する時に特に意識していること

A. 「指導する」ということは「何かやることが決まっている」ということが前提になっている部分があると思います。やることが決まっていると、それが上手くいったらなんとなく先生のおかげだと思い、達成したときの満足感がないでしょうし、上手くいかなかったら先生が悪いと思ってしまうこともあるでしょう。

そのため、学生が先生の言った通りに動かないでやってみたアイデアがうまく行った時っていうのが実は一番嬉しいです。本当に自分ごととして物事を捉えるためには「自己決定」というのがすごく大事です。研究室の学生にはぜひそういったことを経験してもらいたいと思っています。


Q. まちづくりの分野に興味を持ったきっかけ

A. 幼いころから都市を作ることに携わっている人が身近にいたことに加えて、1980年代に読んだエッセイに含まれていた「当時の貧しいアフリカに新しい都市を作る、それは何のために作っていくのか」というような話に非常に面白さを感じ、こんな仕事が出来たらいいなと思うようになりました。

また、大学時代に所属していたアメリカンフットボールのチームで横浜スタジアムに遠征に来た時に、以前読んでいた田村明さんの本に書いてあったものがそのまま横浜のまちで実現されているということに感動し、「やっぱり私は都市計画の道に進もう」と思いました。

その後、偶然が重なり、横浜で田村さんに色々と教えてもらう機会があり、個人的にも仲良くしていただいて、様々なアドバイスをいただけるようになったことは、本当に幸運で、幸せなことでした。



このようなインタビューに加えて、今回鈴木先生からは進行や配信の方法などについてアドバイスもしていただき、本番に向けて改善すべき点がいくつか見つかったので、第一回開催に向けて、より一層力を入れて、準備を進めていきたいと思います。


5月から開催されるおかまちヒーローズインタビューへの皆さまのご参加を心よりお待ちしております!詳細・最新情報は Instagram(@okamachi.hiroes)にてご確認お願いいたします。

なお、こちらのブログ「かなざわぐるみ」では、インタビュー内容をまとめた記事を各回終了後に公開していきますので、ぜひご期待ください!



第1回おかまちヒーローズインタビュー

開催日時:5月15日 14時~15時

開催場所:富岡薬局前おかまちリビング

ゲスト:岡 和彦 さん(都内建設会社の技術顧問、東北大学大学院社会人ドクター、金沢区の歴史を研究する「歴史会かねさは」会員)

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