おかまち活動報告~第1回おかまちヒーローズインタビュー~

5月15日に、富岡・能見台地域でまちづくり活動をされている岡和彦さんをお招きして、「第1回おかまちヒーローズインタビュー」*を行いました!


*おかまちヒーローズインタビューとは?

横浜市富岡・能見台地域を盛り上げる公民連携まちづくりプロジェクト「みんなの富岡・能見台 丘と緑のまちづくり(通称:おかまち)」の活動の一つとして行う企画。具体的には、横浜市立大学 国際教養学部 都市学系 鈴木研究室の学生が、富岡・能見台地域のために活躍する皆さんを「おかまちヒーローズ」と称してお迎えし、公開でインタビューを行ない、その活動や思いを記事にするプロジェクトです。


初回のヒーローズインタビューでは、岡さんの防災に対する想いや地域で行われているまちづくり活動に対する想いをお聞きしました。聞いている私たちも震災について考えたり、住民によるまちづくり活動の意義や魅力について知ることができて良い機会となりました!インタビューを踏まえて、インタビュー内容をまとめた記事を作成しました。

⇩記事は下のURLからご覧いただけます!

このページでは、記事の内容を抜粋してお届けいたします。


【第2回インタビュー内容 ゲスト:岡和彦さん】

~防災の大切さを伝えたい~

〇東日本大震災での経験

岡さんは、現在東北大学で津波工学など震災について学ばれたり、子どもへの防災教育を行ったりしています。防災とのつながりが深い岡さんですが、そのきっかけは2011年3月11日の東日本大震災にありました。

東日本大震災の4日後、被災地の1つである岩手県釜石市に入られたとき、被災地の悲惨な状況を目の当たりにして非常にショックを受けたと言います。道路を進むにも瓦礫で埋め尽くされ、瓦礫の下にはご遺体がありました。そのたびにお線香をあげお花を供えていき、まちはお線香の煙とパラパラと落ちる塵で白い世界が広がっていたそうです。この日の経験は岡さんにとって忘れられない、防災を広めていこうと思ったきっかけだと話されていました。

〇“釜石の奇跡”

釜石市には、釜石東中学校という中学校があります。災害当日、東中学校の子どもたちは先生に言われるまでもなく自分たちで逃げようと率先して避難しました。中学生たちは隣にあった鵜住居小学校の子どもたちと共に高台に上っていく途中にある老人ホームのような福祉施設、保育園など全てに声をかけ、一緒に逃げようと高台に逃げました。この結果、鵜住居小学校と釜石東中学校にいた児童・生徒約570名は全員無事に避難することができました。これは「釜石の奇跡」と呼ばれ、日ごろの防災教育の賜物と考えられています。

岡さんはこの教訓が釜石市以外のあらゆる場所でも実践されることを目標として、防災教育に携わっているそうです。


~地域のためは自分のため~

〇岡さんの想い

地域活動をする上で、地域に関わるそれぞれが地域のことを「自分ごと」として捉える必要があると岡さんは言います。自分ごととして活動していくうちに、いずれ地域のためにしたことは自分に返ってくるようになり、それが地域活動の魅力だと考えられています。

〇住民によるまちづくり活動の意義

住民がまちづくり活動に参加する意義は、地域を自分にとっての居場所の1つにできることです。会社を退職した後、頼りになるのは地域であり、地域に相談できる場所があることが大切だと言います。地域とのつながりを持つことで、孤立を防いだり、わからないことを教え合ったり、子育ての面でも協力し合うことができます。地域のために何かすることはいずれ自分に跳ね返ってくる、自分のためになるのだと話されていました。

また、色々な所から来ている人はそれぞれ多様な考え方や文化を持っており、それらが融合するからこそいいまちになると岡さんは考えているそうです。

第2回おかまちヒーローズインタビューは6月12日に開催いたします。皆さまのご参加を心よりお待ちしております!詳細・最新情報は Instagram(@okamachi.hiroes)にてご確認お願いいたします。

第2回おかまちヒーローズインタビュー

開催日時:6月12日(木) 15:30~16:20

開催場所:能見台地区センター 工芸室

ゲスト:山城美佐 さん(能見台地区連合町内会、能見台緑地第二公園愛護会など)

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